映像鑑賞の記録。鑑賞メーター10月利用分。
2013年10月の鑑賞メーター
観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:483分
■裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [Blu-ray]
サーカスは英国諜報部の隠語。豪華キャスト。だが難解。ちょっと調べてみたが、原作はジョン・ル・カレで、有名な三部作スパイ小説だそう。読者なら行間を埋められるのか?この題名も一癖あり、ジョン・ル・カレも、マザーグースの古典表現に掛けて題名を練ったのだなあ、と知る。17世紀まで遡るらしいが、英国人の女児が縄跳びなどで結婚相手を占ったりする言葉遊び、とのこと。要するに、ソ連の二重スパイ捜しなのだが、題名や原作からして「英国的」であるため、同じスパイ物でもアクション映画のようにスカッとはしない。だがその方がリアル?
鑑賞日:10月12日 監督:トーマス・アルフレッドソン
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/2663010
■L.A.ギャングストーリー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産) [Blu-ray]
アツい話が好きな人にはオススメ。だがぶっちゃけ、禁酒法時代のアル・カポネを追い詰めた『アンタッチャブル』と酷似。闇の権力に抗し、買収に応じない上に熱血硬派で荒くれ者の少数精鋭がガチンコで戦争を挑む、すごい展開。しかも、相手は実在のミッキー・コーエンという戦後すぐの大物だそうだ。ただし細部は事実と異なりそうだ。あくまでもinspired by true storyなので。驚くのは、『アンタッチャブル』の時よりも撮影技術が進歩して迫力満点ではあるが、戦前と戦後で、善人の屈し方、街の支配のされ方が酷似な点だ…。
鑑賞日:10月11日 監督:ルーベン・フライシャー
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/2661129
L.A.ギャングストーリー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2013/09/04
- メディア: Blu-ray
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■LOOPER/ルーパー [DVD]
若干のネタバレ。最初は、タイムトラベル完成済の未来と違法に繋がる犯罪組織(彼らも近未来の組織だが…)の、「ループ」を巡る掟及び掟破りの顛末やいかにって感じで観てた。なるほど瞬間の着想とはいえ、自らの身の上と照らし、そういう幕引きもあるのか。たしかに彼は『ターミネーター』のジョン・コナーじゃない。あのシリーズではとにかく彼こそが生きる必要がある。だが、この話では逆転。未来から乗り込んでくる主人公が、ある男児を追い詰める。実は主人公こそがレインメーカーを創ってしまう存在と予見された。土壇場の憎悪ループ防止。
鑑賞日:10月09日 監督:ライアン・ジョンソン
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/2659624
■オブリビオン (サントラ・ショートエディションCD付き)(初回生産限定) [DVD]
若干のネタバレ含む。「49号は偶然にもホラティウスの叙事詩に出会い、本人の記憶と一番マッチした人格に辿り着いた」と仮定して、他方で「湖畔の家」の約束を52号も覚えてたとすると、他のクローンも同じく懊悩してた可能性がある。記憶の内容だけを採ってみれば、49号だけ特別とは勘違いかもしれない。だが、彼は詩集を手に取り、現に自己変革をし、地球のために散った。ジュリアは、52号という同時多発的救世主候補第2位(?)に過ぎない人を、受け入れられるのか?地味に、器の同一性と、精神の不同一性って壁を思いちと悲しくなった。
鑑賞日:10月07日 監督:ジョセフ・コシンスキー
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/2655362
オブリビオン (サントラ・ショートエディションCD・eCOPY付き)(初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2013/10/04
- メディア: Blu-ray
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http://video.akahoshitakuya.com/